こんにちは!トミセンです。
NAS専用から一般のPC用まで様々あるHDDですが、
「Synology(NAS)に使うHDDはどれを選べばいいの?」
と、そんな疑問を持っていませんか?
もしかしたら、「NASに使うHDDなんて、セットできればどれでも同じ」って思っているかもしれません。
確かに、NASが動くだけでいいなら、そのとおりです。
ただ、大切なデータを安全で信頼性高く保存しておきたいなら、それだけでは不十分です。
なぜなら、HDDも特徴や保証もさまざまで「こんなはずじゃなかった」となってしまうからです。
では、どんなHDDがSynology(NAS)に向いているのでしょうか。
今回はそんなお悩みを解決します。
ずばり!「【2021年版】Synology(NAS)用HDDのおすすめ」についてご紹介します。
- Synology(NAS)用におすすめのHDD
- NAS用HDDと一般のPC用HDDの違い
この記事は、一児のパパで、システムエンジニアとして働く私が紹介します。
なるべく難しい用語を使わずに、だれでも分かりやすいように解説していこうと思います。
それでは順番に見ていきましょう。
と、思ったのですが、
Synology(シノロジー)のNASを何にしようか迷っている方は、先にこちらの「家庭用のNASのおすすめは?選び方の3つのポイント」をどうぞ。
では今度こそ、順番に見ていきましょう。
Synology(NAS)用HDDのおすすめは?
まず、結論から。
Western Digital製『WD Red』がおすすめ
Western Digitalはハードディスクドライブとフラッシュメモリー製品を製造する米国のストレージ製造企業です。老舗でありトップメーカーです。
そのWestern DigitalのNAS用のHDDが『WD Red』です。
口コミの評価も非常に高く購入者の満足度が高いのも特徴です。
『WD Red』がおすすめの3つの理由
それではWD Redの特徴やおすすめの理由について、詳しく見ていきましょう。
おすすめする前に、ちょっと微妙な部分も紹介しておきます。
『WD Red』の微妙なとこ
- ライバルの「IronWolf」よりちょっと割高
- 読み書き速度はやや遅い
コストは同じ4TBでIronWolfと比較すると3,000円程度割高です。何を重視するかにもよりますが、WD Redは「IronWolf」よりも信頼性が高いといわれています。
3,000円で信頼性を買えると思えば、問題にはならいのではないでしょうか。
読み書き速度に関しても、NAS運用に最適化されたことにより、読み書き速度を抑えた設計になっていて「IronWolf」より1割程度劣るイメージです。
ですが、NASの運用ではどちらかと言えば通信速度の方が影響が大きいので、遅いと体感できるほどではないです。
それでは、おすすめの理由について紹介していきます。
理由①:動作音が静か
会社で仕事用に使うなら、専用のスペースがあるでしょう。でも自宅用だと部屋やリビングで24時間動かしておかなければなりません。
誰でも経験があると思いますが「寝る時の時計の秒針の音」って、一度気になると頭から離れなくなってしまいますよね。HDDがうるさいとそれと同じことになってしまいます。
WD Redは「音が静か」というレビューが多いので安心です。
音が静かというだけではく、思ってた以上に静かとか、今までで一番という方が多いですね。
理由②:耐久性が高い
テレビ録画用ならデータがなくなっても諦められますが、大切なデータを保存するなら、HDDが壊れないのは大切ですよね。
WD Redでは「NASware 3.0」と呼ばれるNAS用に最適化された技術が詰め込まれています。
どう違うのかWestern Digital製の一般のPC向けのHDDのWD BlueとWD Redをスペックから比較してみます。
シリーズ | WD Red | WD Blue |
ロード/アンロードサイクル | 600,000 | 300,000 |
動作温度 | 0~65℃ | 0~60℃ |
スペックだけでは分かりにくい部分があるので、解説していきます!
ロード/アンロードサイクル
ロード/アンロードというのは、
のことです。ロード/アンロードサイクルは、この回数を示すものです。
この数値がWD Redでは「600,000回」で、WD Blueの2倍。
どういう意味かというと、「600,000回までの読み書きを保証します」という感じです。
つまり、耐久性として2倍くらい違いがあることになります。
動作温度
WD Redは0~65℃、WD Blueは0~60℃と、WD Redのほうが上限が5℃高いです。
一般のPCとNASでは、HDDが使われる環境が違います。一般のPCに比べてNASのほうがHDDが密集して設置されることになります。
それだけでも熱がこもりやすいが、NASは複数ユーザーが同時にアクセスすることもあり、さらに高温が生じやすくなります。
つまり、動作温度が高いことでNASでの使用でも壊れにくい作りになっています。
実際の評判はどうなのか? 口コミやレビューを見てみましょう。
★★★★★
交換用に
RAIDのディスクがダメになったので交換用に。
やはり安心のRED、静かだし値段も下がって買いやすい
リビルドも問題なく成功したのでまたしばらくは安心です。
※REDはここ5年1台も壊れていません
★★★★★
交換用に
4ベイの一本が劣化したので交換用に。
NASにはこれですね。5年くらい問題ないです。
バックアップ用のNAS追加してもこのディスクで構築したいです
★★★★★
耐久性(安心感)で買いました
WDグリーンシリーズからREDシリーズに移行中です。10台以上購入していますが順調に稼働しています。
「5年壊れない」というユーザーが多いですね。
どんなことでも上には上がいるものですね…「10台以上購入していますが順調」という方もいらしゃいます。
最後に、3つ目の理由です。
理由③:保証期間が長い
製品保証期間は、WD Redが3年、WD Blueが2年でWD Redが1年長いです。
これは、先ほどお話したように耐久性を高めることで、「保証できる期間も長くできた」ということだと思います。
つまり、「データをしっかり長く保存したい」というNASユーザーのニーズにピッタリはまるHDDといえます。
NAS用HDDでないとダメって本当?
互換性の問題
一般のPC用のHDDは、NAS用の互換性テストが実施されているとは限らないので、問題が生じる場合があります。
Synologyでも製品互換性のチェックをしています。テストされていないデバイスを使用している場合、最悪サポートを受けられないこともあるようです。
当社は、Synology 製品互換性リスト (以降「リスト」) にある他社製品および周辺機器の互換性をテストし、検証しました。Synology 製品の信頼性の高い動作を保証するには、一覧のデバイスを使用してください。
テストされていないデバイスを使用しているときに製品の互換性に関する問題が発生した場合、Synology テクニカル サポートではサポートができない場合があります。
信頼性の問題
大部分の一般のPC用のHDDは、温度の高い環境や24時間365日間の常時稼働に耐えるようには設計されていないため、NASシステムでの使用はHDDの信用性が低下します。
ノイズと振動の問題
通常、標準的な一般のPC用のHDDはドライブ単体での使用を想定して設計されているため、振動や静音性は最適化されていません。
このようなHDDをNASシステムで複数使用すると、ノイズと振動が増加する可能性があります。振動はHDDの寿命と信頼性を低下させる要因となります。
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まとめ
Synology(NAS)用おすすめのHDDは、Western Digital製『WD Red』です。
おすすめの理由をまとめておきます。
おすすめの3つの理由
- 理由①:動作音が静か
- 理由②:耐久性が高い
- 理由③:保証期間が長い
NAS用に最適化された専用のHDDで、ユーザーからも高い信頼性を獲得しています。
NASのHDDに迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
Synology(シノロジー)のNASを何にしようか迷っている方は、こちらの「家庭用のNASのおすすめは?選び方の3つのポイント」をどうぞ。
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